数え切れないほどの感謝を胸に。

楽曲紹介

皆さん、曲は何で楽しみますか?

テンポですか、曲調ですか、歌詞ですか、ただ単純に好き、という理由ですか。

インターネットで発表されている多くの楽曲にはイラストや、動画が必ずといっていいほどついてきますよね。絵がきれいだから聞いてみる、そういうのもあると思います。私としては珍しく、タイトルには惹かれず(なみだという漢字がよめなかっただけだなんてそんな……)、イラストに惹かれて再生ボタンを押しました。

曲、絵、動画ともにしじまさんです。

 

まず、全てをお一人で作られています。

イントロのピアノのきれいさにつられて再生を開始しました。

私の知っている【初音ミク】の歌声です。聞きやすくて、ちょっとたどたどしく。

初期のミクちゃん(現在の感情をしっかり表現できるのはなく、曲を作った方が、気持ちをこめて歌詞を入力している感じ)なのかなぁ、と思うくらいに懐かしい気持ちになりました。

あー、この安心感、そうそう。と安心しながら聞いていくと、サビで爆発するのです。

思わず、さっきの聞いていたミクと同一人物なのかと耳を疑いたくなるような歌い方でした。

決して並の人間では出ないような音域で、力強く、そしてたくさんの曲を聴いてきた視聴者に伝われ!と、【初音ミク】がいたのです。私の考えは、作曲者・作詞家の一人ひとり担当のボーかロイドがいるという考えなのですが、この【初音ミク】はベテランだな、と。【歌姫 初音ミク】だなと、確信してしまいました。

 

これを人が歌うとなると、ただ歌うことが楽しいだけではこの曲の伝えたいことがうまく表現できなくなってしまって苦しんでしまう人の姿が想像できてしまいました。それでもいつか歌ってくださる方がいるんじゃないかな、と期待しているのですが。

 

音楽初心者でも分かるくらいのこの曲の難しさ。聞き終わるころには、鳥肌が立ってしまいました。ちなみに私は1回目はサビ前まで映像に目を奪われ、サビからはずっと【歌姫 初音ミク】の独擅場でした。あまりに目から耳から入ってくる情報が過多すぎて、理解するために数十回とリピートさせていただいているのですが、必ずといっていいほど鳥肌が立つのです。

そして曲の終盤にはspecial thanksとして早回しでないと収まりきらないほどのたくさん動画に関わって下さった方の名前が掲載されています。

 

ここで私はようやく気がつきました。あくまで想像の範囲内であること、個人の考えなので作詞作曲をされたしじまさんの意図とは違うのですが、

【この初音ミクは歌姫であるのと同時に、しじまさんの歌のパートナーであり、この動画に関わって下さった皆様に感謝を伝えようとしているのではないか】

ということです。

 

もちろん歌詞には感謝の言葉はありません。でも、曲が終盤に向かうにつれて【歌姫 初音ミク】があふれる感情をどこか不安定に、でも力強く歌っていて、とても感動しました。

個人的には実はもう一箇所とても好きなところがあるのですが、全てを語るのはもったいない様な気がするので、それは動画を見たあなたがここかな?と思ってくれたら嬉しいです。そして好きなところが私と同じあなたは、ぜひ私と心の中で固い握手を交わしたいです。

 

それではまた、次の曲紹介でお会いしましょう。

 

 

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