星屑
一人静かな夜にゆっくりと聞いてほしい一曲
大人っぽい声の結月ゆかりさんだからこその魅力が目いっぱい引き出された、情感たっぷりの一曲です。
シンプルかつ重厚感のあるバックミュージックの中、一言ずつゆっくりと、まるで語り掛けるかのように始まるAメロ。
そこからちょっとずつ盛り上がって、宵闇に微かに光る星のようにほんの少しだけ明るい曲調となるサビ。
最後まで一貫してしっとりと、そしてドラマティックに歌い上げられる、静かな夜に聞くのにぴったりの楽曲です。
”夜、海、星、終わる世界” 光る歌詞センスと広がる情景
”二人は魚で夜の空は海” ”泳いで疲れてまた泳いで眠る”
この楽曲に最初に興味を持ったのは、この歌詞の始まり方にずば抜けたセンスを感じたからでした。
最初のたった2フレーズで、一瞬で真っ暗な夜の空の風景に引き込まれます。
”落ちてく落ちてく行き場のない想い” ”沈んでもう見えない残るものもない”
どんどん景色の描写は暗くなります。
その深い暗闇の中だからこそ、儚く光る一つの「星屑」、
”終わる世界の中で 暗闇の中 一つの星が 光って 消えようとしているから”
最初のサビからラストの大サビまで、少しずつ表現を変えながら一貫して繰り返されるフレーズに、作曲者様の想いとイメージが強く印象づけられます。
曲を聴いているはずなのに、まるで眼前に情景が広がるかのような、そんな世界観のある一曲でした。
水面のように波紋の広がる星空に横たわるゆかりさんのイラストも曲のイメージを一層広げます。
最後に
ぺんぺん君様へ
ゆかりさんの情感あふれる声にぴったりの曲でした。
しっとりとした曲調、とてもセンスのある歌詞の言葉選びで、非常に惹き込まれる世界観を感じました。
驚いたことに今作がvocaloid初めての作曲とのことで、また一人、素敵な作曲者様が増えたと嬉しく思っています。
今後ともゆかりさんは勿論、他のvocaloid達の作品も期待しております。
Written by urichiki
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