【初心者必見】歌ってみたの作り方、方法と必要な道具(機材)【歌い手を目指す!】

初心者向けページ

このページでは

・歌い手になりたい! けど何からすれば良いの?
・他サイトでは高額な機材の紹介があるけどそれって本当に必要なの!?

といった初心者の方が抱く疑問や、これから始める方が第一歩を踏み出しやすいようコストを抑えた機材、そして録音の際の豆知識などなど、皆様に直接お力添えができるような情報をお伝えします!

☆当記事の機材が揃えば「歌ってみた」だけではなく、「ライブ配信(YouTubeライブ、ニコニコ生放送など)」もできるようになるので、配信をお考えの方も必見の内容です。

 

私自身、ライブハウスなどの”最初から機材が揃った状態”での活動経験はあっても、最近になってやっと独立して個人の活動を始めたので、「今から始めるぞ!」「興味はあったんだけど…」「どれくらいの予算が必要なの?」といった方々の疑問を身近に感じております。

そこで、この記事では「歌ってみたができるまでの流れ」とその方法を順に紹介し、そして最近まで皆さんと同じ悩みを抱えていた私が「最低限必要な道具」と「一部DIYによるコストダウンの方法」「経験者だから知る、豆知識」などをご紹介していきます!

「歌ってみた」動画ができるまで

歌ってみた動画を作る手順は

①録音
②MIX師に楽曲ミックスの依頼
③動画編集
④アップロード

です!
では1つずつ説明していきます。

①録音

録音に必要な機材などは後述するとして、どこで録音するかですが
大きく3パターンが考えられます。

スタジオ録音
・価格は低い(1時間1500円くらいが相場)
・敷居が高い
・場所によりますが、他の利用者の音などが入る

レコーディングスタジオ録音
・高額(1時間5000円や、1曲3万~が多い印象)
・敷居はかなり高いが間違いはない

自宅での録音(宅録)←オススメ
・防音や家電の電源オフなど準備は必要
・無料で気軽!
・テイク数が無限で時間制限なし!

◎宅録豆知識
・エアコンや換気扇の電源はOFF!
(風呂、トイレの換気扇なども忘れずに)
・必要のない電気(蛍光灯)なども電源OFF!
・携帯はサイレントモードにしましょう!
・時計の音にも気をつけて!
・その他、ヘッドフォンをつけてマイクの音量を少しあげてから邪魔な音が入ってないか確認しましょう!

自宅での録音で気になるのはやはり「防音」
私は以下のアイテムを使って対策をしています!

カーテンもなかなかな感じですが、窓や玄関の防音隙間テープはかなりの効果を感じました。

 

↓録音する際のコツ
録音のクオリティがぐんとあがる録音に必要な知識をまとめています!
音が割れたり、ノイズが入ったりなどのトラブルもこれで解決!

↓MIX師に音源を渡す前に必要な工程「頭出し」についてはこちら


②MIX師へ依頼

・録音したデータ(.wavが好ましい※1)
・歌う際に使った音源(オフボーカル 2mixが好ましい※2)

をMIX師に送る

※1 写真や動画に.jpgや.png、.mp4などさまざまな拡張子が存在するように音楽データにもたくさんの拡張子が存在します。代表的なものはCDやダウンロードコンテンツで見かけることの多い.mp3や.wmaかと思いますが、これらの音源データは容量を抑えるためにギュッと圧縮してあるため、音質が劣化します。MIX師に依頼する際はデータ容量は大きくて構わないので劣化のない.wavを選び、書き出しましょう。
※2 2mix音源とは、マスタリング(録音した音楽をCDや音楽データに仕上げる際に行う最終作業)を行っていない音源のことです。
この2mix音源があることで「あなたの声+2mix(未マスタリング音源)」をまとめてマスタリング処理する事ができ、最終の仕上がりをより良くする事ができます。
できるだけ2mix音源をMIX師に送るよう心がけましょう。

Q、自分でMIXできますか!?

A、専門のソフトや機材などが揃っていればあとは修行あるのみですが、もし1から機材を集めるとなるとかなりの時間とコストが必要となるので未経験者の自力MIXはオススメできません。
MIX作業に興味があるなら挑戦するのも良いでしょうが、自分の歌ってみた動画の為だけに…というのは、かなりコスパが悪いのでそこはかるーい気持ちでMIX師たちにお願いしてみましょう!

VocaloooからもMIXやマスタリングを依頼できるようになりました!

③動画編集

MIX師から返ってきた音源を画像や動画に合わせて編集。
動画編集者に依頼しても良いとは思いますが、簡単な編集であれば自分でもできます。
しかし昨今の歌ってみた動画の多くはイラストの差し替えをしていたり、お洒落な編集が施されたものも多く、せっかくならそういった他の動画に埋もれない素敵なコンテンツにしたいですね!

ちなみにVocaloooでも動画編集依頼を受け付けています!
詳しくは上記依頼ぺージとメニューをご覧ください。

④各プラットフォームへアップロード

・YouTube
・ニコニコ動画
・Twitter、TikTokなどの各種SNSに動画をアップロード!
伸びろ!再生数!!!

 

と、このような流れで動画はできております。
文字で見ると大変そうですが、歌って送って編集したら終了です。簡単ですね!

では、本題です!

どうやって録音するの!?必要な機材(道具)と手順、環境!

録音に必要な道具は

・マイク(マイクスタンド、ケーブル)
・オーディオインターフェイス
・ポップガード
・リフレクションフィルター
・ヘッドホン
・録音ソフト
・PC

です。
まずは全体、このようになってます。

この画像のように各機材がつながっておりパソコンのソフトに声が流れ、その声が録音ができる仕組みです。

Q、「オーディオインターフェイスって何?マイクをパソコンに直接繋いじゃダメなの!?」

A、一般的に歌を録る際に使うマイク(コンデンサーマイク)を使う場合はファンタム電源と呼ばれるものが必要となり、その際にオーディオインターフェイスが必要となります。
ちなみに通話用のマイクを直接パソコンに繋ぐと録音の際、パソコン内部の機械音が入ってしまい、せっかくの歌声を台無しにする恐れがあります!

ですが、安心して下さい。
当記事は初心者の方に向けた記事なのでコストや手軽さを重視した物を紹介します!

マイク(マイクスタンド、ケーブル)

音楽で使うマイクにはダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類があり、ダイナミックマイクはライブなどで使われる丈夫で汎用性の高いマイク。コンデンサーマイクはレコーディングで使われる繊細な音を拾うマイクと覚えて下さい。
この記事では「歌ってみた(レコーディング)」を前提としたコンデンサーマイクの紹介をします。

Q、コンデンサーマイクって絶対必要?イヤホンについてるような普通の通話用マイクじゃダメなの?

A、こちらの記事をご覧下さい。

初心者の方にオススメのマイク

こちらは安心安定の日本メーカーaudio-technica(オーディオテクニカ)
オーディオテクニカは何より高品質でしかも安い!
私もこれの上位モデルを使っており満足しています。
オーディオ機器は「高価なもの=良い」と思っている方も多いと思いますが
全然そんなことはありません。(10万円を超えてくるとさすがに高級品は高級な音がします笑)
各種、その生産国の特徴や音楽のジャンルによって得意不得意があるだけで強いて良し悪しを言うなら出荷時点での品質のバラツキと丈夫さくらいなものです。
オーディオテクニカはその辺りかなり信用度も高く、丈夫な設計と言えます。
しかしこれはマイクだけの商品なのでケーブル、スタンドなどが別途必要となり

全て合わせて
1万7千円くらいになると思います。
このように、細々した買い物は面倒だ!という方にはこちらがおすすめ

こちら価格こそ上記オーディオテクニカよりお高いのですが、セットという所が良いですね!

それとロードというメーカーは音楽機器はもちろん、それとは別に本格的な撮影をするカメラマンなどが使うマイクなどを出したりしている老舗メーカーでもあり、昔からオーディオマニアや一線で活躍する方々の中でも評価の高いメーカーです。
大切に扱えば、あなたが将来、人気の歌い手となった時も相棒として使える品質を保ってくれる事でしょう。

オーディオインターフェイス

破格です。
有名メーカーの中では最も安く、初めの第一歩には最適解といえるでしょう。
コスパを重視するなら間違いなくオススメです!

「歌ってみた」だけではなく、「ライブ配信もやりたい!」とお考えの方はこのオーディオインターフェイスの部分をミキサーにする事で自分の声とは別にBGMを流したりゲームの音声を流したりする事ができます!

そして上記、マイクとオーディオインターフェイスなどなどをセットにしてくれてるのがこちら

こちらはスタンドにケーブルにポップガードまでおまけでついてくる嬉しいフルセットです!(Amazonではセット内容の変更も可能。)

Focusrite(フォーカスライト)は特に海外でかなりのシェアがある人気メーカーでこの内容にしてこの値段なら全然ありかな!といったところでしょうか。
1つ1つ調べて買うのも正直大変だし、一刻も早く活動を始めたい!という方にはオススメですね!

ポップガード(ポップブロッカー)

ポップガード(ポップブロッカー)とは

このようなやつ。

ボーカリストのレコーディング風景とかで良く見かけますね。ポップガードの役割はポップノイズ(歌の最中でハ行や、ぱぴぷぺぽなどの発音で口からでる吐息が「ぼふっ」とマイクに入る音など)や、リップノイズ(唾液によるぺちゃぺちゃした音など)を軽減してくれる道具です。

そこで浮かぶ疑問。

Q、ポップガードって絶対必要なの?

A、あったほうが良いです。

ミックスの段階までくると、ポップノイズを完全に消し去る事がほぼ不可能なので元々ポップノイズの入っていないテイクが必要になります。
もしポップガードを使わずにポップノイズを気にしながら歌うと、そのぎこちないリテイクを何度も繰り返す事が予想されます。
結果、ポップガードを使った方がより早く、より良い仕上がりになると思います。

ポップガードは自作もできます!

リフレクションフィルター

リフレクションフィルターとは

このようなやつ。

レコーディングスタジオや宅録環境を公開している人のコンテンツでは良く見かける事でしょう。

リフレクションフィルターの役割は狭い部屋や硬い壁のある環境で録音する際、歌声が反響してマイクがそれを拾ってしまう事を防いだり、多少の防音効果があったりします。

では、またまた浮かぶ疑問

Q、リフレクションフィルターは絶対必要なの?

A、正直、無くて良い場合もある!

録音環境がコンクリ剥き出しのお洒落部屋の場合などは声の反響が考えられるので必須と言えます。

しかし部屋全体を防音カーテンで覆っていたり、布の多い部屋だったり、防音性能の高い部屋だったりといった環境の場合は必ずしも必要ではありません。
今の環境で録音してみてからの判断でも良いかも知れませんね!

リフレクションフィルターを自作!

ヘッドホン

ヘッドホンには通常のものと「モニターヘッドホン」という種類があります。

通常のヘッドホンでは耳触りの良い音を勝手に作ってくれるのですが、モニターヘッドホンは今録音した真実の音が再生されます。

従って、録音など音楽的作業で使用するのは基本的には「モニターヘッドホン」という訳です。

Q、モニターヘッドホンって絶対必要?

A、歌って録音をするだけなら絶対必要という訳ではありません!

しかし、MIX師から返ってきた自分の音源と他のアーティストの音源を聴き比べる時や、自分の声がどの程度しっかり録れているのかなどの検証と歌の練習を長い目で見るとモニターヘッドホンはあった方が良いでしょう。

こちら、安価なヘッドホンの中でもトップクラスに人気のあるモデルです。

最初の1台という事であれば価格的にも悪くないと思います!

しかし….

私は過去にATH-M20xを試聴した事があるのですが、正直なところ「作曲やMIXには向いてない」というのが本音です。
ミュージシャンの先輩はATH-M20xはケーブルとかを変えれば化けるらしい….と言っていましたが笑
もちろん録音したり楽曲の聴き比べをするにはコスパ抜群のヘッドホンなのでオススメはします!

もし、「いずれMIXにも手を出したい!」や「作曲をしてみたい!」というのであればもう少し頑張ってここまでいっておいた方が無難です!

これは本当に他社の4〜6万ランクに匹敵する性能!
めちゃくちゃコスパの良いヘッドホンなので胸を張ってオススメします!

ちなみに・・・
これは好みや用途の問題でもあるのですが

こちらがド定番、どこのスタジオやライブハウスにいっても置いてあるモデルです。

しかしこれは「楽器を弾いて録音する」場面に向いており、そういった現場で「不特定多数が利用しても長年壊れることのない業務用途では素晴らしい」ものなので、宅録(歌ってみた、ライブ配信)が前提のこのページではオススメはしません!

録音ソフト(DAWソフト)

録音ソフトは購入される機材によっては最初からついてきたりするので確認してから入手しましょう。

オススメの録音ソフトは

studio one prime

こちらなんと無料ソフト
私の知り合いのボカロPなどもよくstudio oneの事を話しているのを見かけます。
私は初めからCubaseという有料のソフトを使っているので、詳しくはわかりませんが、他にも無料のソフトはあるようです!

PC

パソコンのスペックを確認してみて下さい!

DAW(今回は録音)ソフトを使用する場合の目安
プロセッサー:core i 5 以上
メモリ:8GB 以上
ストレージ:30GB 以上(できればSSD)

ソフトによって推奨は様々ですが、大体これくらいのスペックがあれば大抵のDAWソフトは起動でき、録音するくらいなら問題なく動いてくれるはずです。

私が使っているPC
プロセッサー:core i 7
メモリ:16GB 
ストレージ:SSD 237GB

私はCubaseという作曲ソフト(DAW)を使っているのですが、曲が複雑になっていくほど限界を感じています!
しかし、声を録音する程度なら全然問題なく動いてくれるし、このPCは5年も前の物なので今の時代ならもっと安くて良いものがあると思います!

パソコンをお持ちでない方は根気よく探してみて下さい!(私もそろそろ買い替えます…笑)

以上が今から歌い手を目指す方に贈る、歌ってみたの作り方、歌ってみたができるまでと、初心者の方向けおすすめ機材でした!
もし分からないことや要望があればお気軽にご連絡下さい!
DMでもリプライでもなんでも構いません!

 

ミックスの依頼はこちら!

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